« 「落雁木型と彫像展」の紹介-9 | トップページ | 陰刻と陽刻・「落雁木型と彫像展」のご案内 »

2019年2月25日 (月)

「落雁木型と彫像展」の紹介-10

「落雁木型と彫像展」の紹介-10        平成31年2月25日
                                    雪 爺
第十回 特別展示品

屋久杉観音立像 大きさ 六寸五分
 材料 立像 屋久杉、光背、台座 桂

Dscf1036  

  先の展示(平成十九年)で紹介した瑠璃観音を見た昔の先輩山仲間から、それを彫って欲しいとの依頼を受けました。材料は屋久島に住んでおられる娘さんから贈られた屋久杉。

 原木を見せていただいてびっくり。木目と肉の厚さが同じくらいに見える緻密な素材。切り株の一部ですが、表面には認識番号やら記号のスタンプが何個も押されていて、とても貴重な品物であることが推察されました。伝統工芸士でも一生に一度触れることができるがどうかという代物でしょう。素人彫り屋が加工できるのは全くの僥倖。

 原木のサイズを計測してみると、六寸五分の立像なら二体できると分かり、工務店を経営している兄に依頼して電動鋸で角材に加工してもらいました。彼曰く、「加工中に堅くて煙が立ち昇った」のには驚いたそうです。
 しかし、角材をよく観察すると虫食い穴やひび割れが各所にあることが分かり、穴は残材を使用して埋め、割れは瞬間接着剤で補強してから作業を始めました。途中何度も新たなひび割れが見つかり、その都度補強しながら進めました。そのため、通常このサイズの像なら一ヶ月半くらいで出来るのですが、一体完成するのに二ヶ月を要しました。二体揃ったところで一体は依頼者へ、残りの一体を譲り受けたのが本立像です。ですからこの像は双子観音の一体ということになります。

機動戦士・ガンダム立像  大きさ 七寸五分
 材料 檜

 日本サンライズ制作の日本のロボットアニメ。テレビシリーズアニメとして1979年から名古屋テレビほかで放映され、今年で40周年。
 これを記念して2008年に彫り上げた表記立像を所有者のご厚意により展示いたします。

« 「落雁木型と彫像展」の紹介-9 | トップページ | 陰刻と陽刻・「落雁木型と彫像展」のご案内 »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「落雁木型と彫像展」の紹介-10:

« 「落雁木型と彫像展」の紹介-9 | トップページ | 陰刻と陽刻・「落雁木型と彫像展」のご案内 »

無料ブログはココログ